へい太郎の世界

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「あるある大辞典」問題に学ぶこと 

「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造

前々から、この番組での健康によいものの紹介の仕方には度が過ぎる部分があると思っていたが、それがまさか捏造までしていたとは。

臨床試験にかかわる仕事をしている人であれば、たとえ番組で「○○が効く」と強調されていても、根拠となるデータに潜むバイアスの可能性とか、結果を一般化するうえでの限界を意識することができるだろう。

しかし、特に予備知識のない視聴者の多くは、○○が効くと言われたら素直に信じるものだと思う。

視聴者にとって、特に健康に関する問題は軽いものではない。
「この放送以降、スーパーなどでは納豆の品薄状態が続いた」との記事の内容からも、その影響力が伺える。

今回のような捏造はもっての他であるが、正しいデータを伝える際にも、これまでのエビデンスのレベルや一般化するうえでの限界点を平易な言葉で視聴者にしっかりと伝えることが重要ではないかと思うのだ。



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肥満治療薬、ただしイヌのため 

朝日新聞でイヌの肥満治療薬を初認可 米FDAとうニュースを見た。

犬は飼い主に似るというが、まさに米国の”ヒトの”肥満の問題を反映しているのだろう。とても面白い。

FDAによると、理想体重を2割以上超えて肥満と認定されるイヌが米国には約5%いる。そこに至らないまでも20~30%は太りすぎだという。ファイザー製薬は理想体重を5%以上超えたイヌが1700万匹いるとしている。関節や心臓に問題を抱える場合も多い。



FDAで認可というが、どのような審査がなされているのだろうか。
また、ペットに対する治療薬の売り上げとは、どのレベルなのだろうか。

製薬会社にいると、”動物にはよく効くのになぁ”という薬剤を多く目にするので、気になるところである。

動物の治療薬について詳しい方がいましたら、是非教えてください!


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ストレス解消の手段 

以下の記事をYahooニュースで目にした。

女性のストレス、「夫の手を握ること」で解消=米研究

[ニューヨーク 19日 ロイター] 米研究によれば、幸せな結婚をしている女性が、ストレスを感じた際に夫の手を握ると、ストレスが即座に解消されることが、脳のスキャンではっきりと示されるという。
 研究は、結婚生活が良好と見られる16組のカップルを対象に、神経科学を専門とするバージニア大のジェームズ・コーン博士らが行った。
 同博士は、ロイターに対して、夫の手を握るという行為が女性のストレスの程度に与える影響の大きさに驚いたと話す。同博士は「関係が良好であれば、傷が早く癒え、病気になる頻度も低く、長生きすることは、これまでにも分かっていた。しかし、親密な関係が精神面に及ぼす利点を量的に測ったのは、今回の研究が初めてのことだ」としている。
 研究は、「サイコロジカル・サイエンス」誌12月号に掲載された。



とくに驚くべき結果ではないが、なかなか面白い研究である。
研究対象が結婚生活が”良好”とみられるカップルであることがポイントであろうか。

仮に結婚生活が”不良”とみられるカップルを対象としていたらどのようか結果になっていたのだろうか。ストレスが増強したなどの結果になるのではと想像してしまう。

意識的、無意識的にかかわらず、幸せを"脳で"感じることが、ストレス解消に働くのではないかと思う。

それにしても、脳のスキャンでストレスの有無がしっかりと評価できるとは面白い。もし機会があれば、自分のストレスの度合いや、どのような時にストレスが解消されるのか、今後の人生の参考に調べてみたいものだ。




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便秘と大腸がん 

<大腸がん>便秘とは無関係 厚労省研究班、6万人調査

という記事をYahooニュースで目にした。

日常的に便秘気味や下痢気味でも、大腸がんになる率は、便通が正常な人と変わらないことを、厚生労働省の研究班(担当研究者・大谷哲也群馬大大学院助手=公衆衛生学)が6万人規模の追跡調査からまとめた。米医学誌「疫学紀要」12月号に発表した。以前は、大腸がん患者と患者以外を比べた調査などから、便秘だと大腸がんになりやすいとの説があった
 研究班は93年から94年にかけ、全国の40歳から69歳までの男女に、便通の回数や日ごろの便の状態などを聴いて、計約5万8000人が回答。01年末まで追跡し、このうち男女計479人が大腸がんと診断された。過去の回答と照らし合わせた結果、便通が「週に2、3回」という便秘の人が大腸がんになった率は、「毎日1回」の人や「1日に2回以上」の人と変わらなかった。



”便秘だと大腸がんになりやすい”との先入観があったので、興味深い研究結果である。

Mindsから「有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン」にアクセスして背景情報を読んでみると、大腸がんのリスク要因は、以下のように説明されている。

生活習慣にかかわる大腸がんのリスク要因としては、運動不足、野菜果物の摂取不足、肥満、赤身肉や保存加工肉の摂取、及び飲酒が、確実または可能性の大きな要因とされており4,5,6)、近年の大腸がんの増加には、生活習慣の欧米化に伴うこうした要因が増大したことが関与していると考えられる。喫煙は、腺腫性ポリープには関連があるが、大腸がんについては明確ではない。遺伝性疾患(家族性ポリポーシス、遺伝性非ポリポーシス)に伴う大腸がんを含め、大腸がんの家族歴がある人では大腸がんリスクが増加する。また、潰瘍性大腸炎の長期罹患も大腸がんリスクを高める。



ここでは、”野菜果物の摂取不足”がリスク要因としてあげられている。

これまでは、

野菜果物不足→便秘→大腸がん

という関連をイメージしていたのだが、

野菜果物不足→大腸がん
(便秘の有無によらない)

と考えてよいのだろうか。
それとも、リスク要因として野菜果物不足は、大きいものではないのか。興味深い。

それにしても、生活習慣に関するリスク要因として以下のものがあげられているが、それぞれの要因同士の相関が高そうである。
・運動不足
・野菜果物の摂取不足
・肥満
・赤身肉や保存加工肉の摂取
・飲酒

飲むのが好きで、肉が好きで、野菜が嫌いで、太っていて、運動不足の人が身近にいましたら、大腸がんのリスク要因がそろっていると教えてあげてみるのはいかがでしょうか。


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