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大豆の効果 

昨日の朝日新聞に、米心臓協会(AHA)から心臓病の予防に「大豆に効果なし」との研究結果が発表されたとの記事が記載されていた。

豆たんぱく質について調べた最近の22件の研究を検討し、多く摂取しても悪玉コレステロール(LDL)は3%しか減少せず、善玉コレステロールや血圧には影響がないと結論づけられたようだ。

以上の結果から、大豆たんぱく質のサプリメントを多く摂取しても、心臓病予防効果は得られないとしているが、これまで、 米食品医薬品局(FDA)は豆腐などに「コレステロール低下につながる」との表示を認めてきた経緯があり、この発表は興味深い。

大豆に含まれるイソフラボンについては、更年期のほてり、乳がん、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などに効果があるとされる。

大豆については、日本でも疫学研究(前向きコホート)がなされており、大豆製品は閉経後の女性の乳癌罹患リスクを低下させると成績が得られている。ちなみに、この研究デザインの概略は以下の通りである。
(J Natl Cancer Inst 95:906-913)

対象:40~59歳の女性
人数:2万1852人
地域:岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県石川
時期:1990年~(10年間追跡調査)
調査:質問票
結果:
・179人が乳癌に罹患。
・みそ汁の摂取量が1日1杯未満のグループと比べて、1日1杯、2杯、3杯以上のグループの乳癌発生率は、それぞれ1.10倍、0.74倍、0.60倍。
・イソフラボン摂取量の大小によって4グループに分けて乳癌の発生率を比べたところ、摂取量が最小のグループと比べて、他の3グループでは、それぞれ0.76倍、0.90倍、0.46倍。
・イソフラボンによる乳癌罹患リスクの低下は、閉経後の女性ではっきり認めれたが、閉経前の女性でははっきりと認められなかった。

疫学研究については、以下の参考書がおすすめである。
学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために
臨床研究デザイン―医学研究における統計入門

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