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スポーツと健康 

「健康という病」という本を読んだ。

健康の定義とは何であるのか、人間ドックに意味があるのか、スポーツは体にいいのか、などなど、健康に関する疑問に対し、著者は批判的に考察している。

納得させられる部分とそうでない部分があるが、取り上げられている題材はいたって興味深かった。

そのうちの1つ、「スポーツは長生きの秘訣なのか」について注目してみたい。

”スポーツは体によい”というのは、多くの人が信じ込んでいることなのだと思う。僕も、そのような先入観をいつの間にか持っていたと思う。

運動選手が長生きしているかどうかの統計データも、いろいろあるようだ。しかし、それらの大抵は、ある種類のスポーツ選手の集団(元ボート選手であったり、ランナーであったり)を選び、その集団と比較する相手として対照集団(例えば同級生であったり、同年齢の人たちであったり)を選び、比較するものである。

これらの結果からは、スポーツ選手の手段の方が、平均寿命が長かったといったデータが出されることが多いようであるが、結果の解釈は非常に難しいものだ。つまり、対象集団の選び方によって結果は大きく変わることになるし、スポーツ以外の要因(一流のスポーツ選手の集団であれば、普通の人よりもお金持ちの割合が高く、結果、受けられる医療の水準が高くなり、寿命を延ばすことに関与するなど)が大きく影響したりするのである。

本当にスポーツの影響を調べたいのなら、ランダム化という手法を用いて、比較することが必要となる。(ランダム化については、過去の記事を参照してください)。しかし、そのような調査をするのは、時間もお金も非常にかかり、現実的には難しい。


本書の著者も言っているが、”スポーツをすることで、寿命を延ばすというデータはない”とう状況なのである。


でも、仮に寿命を延ばさなかたっとしても、体に悪くなければそれでいいのではないか、という意見もあると思う。特にスポーツによってリフレッシュできストレス解消できるなど、よい面は十分にあると言える。


しかし、スポーツの悪い面というものも、認識することが必要なのだろう。著者は、活性酸素の有害性に注目している。また、マラソンランナーのスポーツ心臓など、強度の運動による体の著しい変化の体への負担も、有害な側面がある。


皆さんは、どのように考えて、スポーツをしていますか。


「健康」という病 / 米山 公啓

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