へい太郎の世界

薬や医学に興味のある方、臨床試験や治験を実施する研究者や治験コーディネーターの方、製薬企業やCROのモニターやメディカルライターの方に役立つ情報を更新していきたいと思います。
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気晴らしに本屋で目に付いた以下の本を読んだ。
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このジャンルであれば、どの本でも書かれている内容は同じようなことなのであるが、気が向くとつい手にとってしまう。自己啓発本オタクかもしれない。

この本で強調されていることは、成功するイメージ(大きな夢、目標)を持ちましょう、前向きに考えましょう、健康を維持しましょうということ。

さて、この本でひとつ共感できなかったことがある。
それは、「最高の健康状態を維持するため、多量の栄養素を食品だけでなくサプリメントからも積極的に摂取することが望ましい」という主張である。

その先入観から、サプリメントは体によいと思われがちであるが、根拠がしっかりとしていないものも多い。ものによっては、過剰摂取による有害性を示すような試験の結果もある。

注意すべき点は、医者が処方する薬とは異なり、サプリメントの場合は気軽に購入でき、飲もうと思えばいくらでも過剰に摂取することができることだ。

サプリメントは、あくまでも不足栄養素を補うものであり、必要以上に飲み過ぎるものではないというスタンスであるべきではないだろうか。




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プロ論シリーズを読んだ。
僕は、成功者の本を読むことが好きで、このシリーズも前から読みたいと思っていたもの。

この本の特徴は、様々な人が登場してくることだ。
中には、その言葉に共感できないこともあるかもしれないが、それはそれで面白い。

本書を読んで感じた成功者の概ねの共通点は、

・自分の力を信じていること
・仕事が好きであること
・お金に執着していないこと
・前向きであること
・苦労を惜しまないこと

であろうか。

どうせ一度の人生、楽しんで自分の力を発揮したいものだ。

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少し前のBMJに薬の動物に対する効果とヒトに対する効果が一致しているのかを評価した論文が報告されていた。

Comparison of treatment effects between animal experiments and clinical trials: systematic review

6種類の薬について、動物試験と臨床試験の成績を比較している。
結果は、動物試験と臨床試験の両方とも効いているもの、動物試験では効いているいているが臨床試験では効いていない(むしろ有害なもの)など、様々であった。

動物試験の成績には、試験の質が低いケースが多いということ、出版バイアスの問題があるとBMJの論文では触れている。どうしてもよい結果の方向にバイアスが入りやすいのである。

種差がある以上、動物試験と臨床試験の成績のずれは避けられないところである。ただ、バイアスによる結果の食い違い(動物試験の成績の過大評価)は、最小限にしていきたいところである。

ちなみに、以下の本の主役、日本発のブロックバスターの薬剤であるスタチンは、この本によると最初は動物(ネズミ)で結果が出なかったタイプである。最終的には他の動物で結果が出せたのだが、場合によっては諦められていたかもしれないのだ。

こういうケースを目の当たりにすると、最終的には臨床試験を実施しないと判断つかないものだと思い知らされる。

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「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造

前々から、この番組での健康によいものの紹介の仕方には度が過ぎる部分があると思っていたが、それがまさか捏造までしていたとは。

臨床試験にかかわる仕事をしている人であれば、たとえ番組で「○○が効く」と強調されていても、根拠となるデータに潜むバイアスの可能性とか、結果を一般化するうえでの限界を意識することができるだろう。

しかし、特に予備知識のない視聴者の多くは、○○が効くと言われたら素直に信じるものだと思う。

視聴者にとって、特に健康に関する問題は軽いものではない。
「この放送以降、スーパーなどでは納豆の品薄状態が続いた」との記事の内容からも、その影響力が伺える。

今回のような捏造はもっての他であるが、正しいデータを伝える際にも、これまでのエビデンスのレベルや一般化するうえでの限界点を平易な言葉で視聴者にしっかりと伝えることが重要ではないかと思うのだ。


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